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  • ふらっぷ高陽

経験が笑顔と自信に!ふらっぷの土曜日は特別な日(2)



■「ふらっぷ」+「ぷらす」=『ふらっぷらす』

前回は、土曜日のお楽しみプログラム「わくわくふらっぷ」についてご紹介しました。

  ▼こちらのページです↓


今回はもう一つの特別プログラム「ふらっぷらす」についてご説明します。

平日にはなかなか取り入れることが難しいけれど、子どもたちにはぜひ経験してほしい、自立のための体験型プログラム,それが「ふらっぷらす」です。第2.3.4土曜日に活動しています。今まで実施したプログラムの一部をご紹介します。


〈ぷらす:その①〉【生活スキル】

「高校を卒業したら、一人暮らしをしてみたい。」とってもすてきな夢ですよね。そんな自立に向けてのスキルを少しずつ学ぶプログラムです。

手作りマスク、完成!
手作りマスク、完成!

〈マスクを作ろう〉…マスク不足の時期、売ってないなら作っちゃえ!と手縫いでオリジナルマスク作りにチャレンジしました。

〈焼きおにぎりを作ろう〉…みんな大好き。小腹がすいた時、これさえあれば生きていける!手の大きさでいろんなサイズになりました。


■〈ぷらす:その②〉【他者貢献】

《人のために喜んで働ける人になろう!》がスローガン。「私にもできることがあるんだ。」「人の役に立つってなんかうれしい。」そんな経験は、自己有用感、自尊感情を育てます。

〈高齢者に元気を届けるビデオを作ろう〉…施設を訪問する予定でしたが、それができない現在は、メッセージや昔話の読み聞かせをビデオに撮って届けています。

家族のために料理を作ろう!
家族のために料理を作ろう!

〈家族の夕ご飯を作ろう〉…おかずを3品作って持ち帰りました。「美味しいって食べてくれたよ!」後日報告してくれた子どもの顔は喜びと自信に満ちていました。




〈ぷらす:その③〉【余暇スキル】

「この世の中には、楽しいことがいっぱいあるんだ。」と気づくためのプログラムです。

音楽って楽しいな!
音楽って楽しいな!

〈音楽を楽しもう...ふらっぷにあるいろんな楽器(ドラム、マリンバ、ピアノ、ギターetc)を鳴らしたり、自分の好きな音楽をYouTubeで紹介し合ったりしました。

〈運動を楽しもう〉...体育館を借り切って、サッカー、バスケット、ドッチボールなど思い切り体を動かして友達と一緒に遊ぶ楽しさを味わいました。


目を見張る成長を見せた子ども達 (その一部をご紹介します。)

*中学2年A君

「家族のために料理を作る〈他者貢献〉」に数回参加してくれたA君は、料理に興味を持ち、家で何回も家族のために料理を作ったそうです。「買い出しから後片付けまで全部自分でやったんだよ。」満面の笑みで報告してくれました。数年前まで自分の殻に閉じこもりがちだったA君。人に喜ばれる経験により自信をつけ、新たな一歩を踏み出した姿は輝いています。

*高校2年生Bさん

以前は不登校気味だったBさん。最初は勧められるとふらっぷらすに参加する感じでしたが、徐々に自分から参加すると申し出てくるようになりました。人の影に隠れていることが多かったBさんは、今ではお楽しみ会の司会、ゲームリーダー、劇の主役まで進んで引き受けるようになり、大きな声で笑い転げたり、自分から意見が言えたりと自信に満ちています。学校にも元気に登校しています。


■来年も〈ふらっぷらす〉続けますよ!

コロナの影響で、活動に制限があるので、毎回アイディアを絞り出すのに苦労しますが、確実に成長してく子ども達に励まされ、今後もこの活動を続けていくことにしました。これからもどんな成長を見せてくれるのか、とっても楽しみです。


担当:K


▼平日の療育はどんなふう?

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