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  • ふらっぷ高陽

大きさだけじゃない!ふらっぷのトランポリンの魅力に迫る! ~ふらっぷ高陽ってどんなところ?何があるの?(その3)

ふらっぷ高陽には、直径4.8メートルの大きなトランポリンがあります。

トランポリンは、以前お話ししたボルダリングと同様に、子どもたちには大人気です。

ふらっぷに来る子どもたちが、トランポリンを大好きなのには、主にふたつの理由が考えられます。
















■トランポリン人気の理由〈その1〉刺激が心地よい場所だから。


たとえば、椅子をガタガタさせたり、始終動き回ったりして落ち着きがないお子さまの中には、トランポリンが大好きな子がよく見受けられます。

このようなお子さまは、もしかすると「前庭覚」や「固有覚」の働きに弱さがあるのかもしれません。

「前庭覚」や「固有覚」とは、五感(視覚、嗅覚、聴覚、味覚、触覚)と同じく人が感じる感覚のひとつ。前庭覚は、体の揺れや位置に関する感覚(バランス感覚)、固有覚は、筋肉や関節の運動に関する感覚のことです。

「前庭覚」「固有覚」は、人が体を動かすときに重要な役割を果たしています。この感覚の発達に遅れや偏りがあると、刺激が足りず「もっと動きたい」「もっと揺れたい」と感じてしまうのです。

ふらっぷの大きなトランポリンは、ジャンプするだけでなく、寝転んでいるだけでユラユラ感が楽しめたり、走りながら揺れの刺激を感じられたり、小さなトランポリンでは味わえない感覚を存分に得ることができます。感覚の発達が気になるお子さんには、特に必要な運動なのです。


■トランポリン人気の理由〈その2〉気持ちが落ち着く場所だから。

ふらっぷのトランポリンは、広場の奥の、少し薄暗い場所にあります。ネットで囲まれたトランポリンの丸い空間は、些細なことで突然パニックになってしまったときや、急に言葉が出なくなり自分の気持ちが言えなくなったときなどに、気持ちを落ち着かせるのにもうってつけの場所です。

ジャンプして体を動かしながら気持ちを静めたり、ゴロンと寝転がってクールダウンしたり。ひとりで考えをまとめたり、スタッフとじっくり話をしたりする場所としても活用しています。

個人的にも、トランポリンの空間は、情緒的に不安定な時やさしく包みこんでくれるような安心できる空間として気に入っています。


■換気とこまめな消毒で、感染対策もバッチリです!

トランポリンの使い方をスタッフ研修で研究中
トランポリンでスタッフ研修中

ふらっぷでは、どの療育時間にもプログラムの中に運動を組み込んでおり、特にトランポリンは毎回使用します。感染対策が気になる昨今ですが、トランポリンやボルダリングは、お子さんが入れ替わるたびに毎回消毒を行っています。また、窓は常に開けており、換気にも気を配っています。

新型コロナウイルスの感染が拡大しつつある現在、安心してご利用いただけるよう、これまで以上に気を引き締めて感染対策に当たっています。


今年度は、数名が入って遊ぶなど以前のような楽しみ方はできなくなりましたが、それでも子どもたちにとって、ふらっぷの子どもたちにとって、とても大切な場所のようです。一日も早くコロナが収束し、また以前のように気軽にみんなでトランポリンを飛べる日が来ることを願っています。


▼感覚統合は、ふらっぷの「療育の6つの柱」のひとつです。


 感覚統合とは、身体が感じる7つの感覚<五感(触覚、視覚、聴覚、味覚、嗅覚)、前庭覚(バランス感覚,平衡感覚)、固有覚(筋肉,関節の感覚)>を、脳できちんと整理することです。


担当:M


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