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ふらっぷ高陽

「ボルダリング」がふらっぷにある理由~ふらっぷ高陽ってどんなところ?何があるの?(その2)

ふらっぷの運動スペースは、広い間口がいつも開かれているのが特徴です。コロナ禍だからというわけでなく、いつも換気の良い状態が保たれています。

外からの続きのような「広場」と呼んでいるスペースに足を踏み入れ、よ~く見ると奥の方にカラフルな壁が目に入ります。角の2面の壁には、赤・黄・青・緑・ピンクなどのいろいろな形のでっぱりがあり、見るからに楽しげ。でも、楽しいだけではないんです。


「ボルダリング」ご存じですか?

ところで、みなさんは「ボルダリング」ということばをご存じでしょうか? 今年開催されるはずだった東京2020オリンピックでは、スポーツクライミングが新たに採用されました。スポーツクライミングには3つの競技種目があり、その一つがボルダリング。壁面にあるホールドと呼ばれるでっぱりで作られたコースを登っていく競技です。


ふらっぷに「ボルダリング」がある理由は?

ふらっぷの広場のカラフルな壁の正体は、その「ボルダリング」。ふらっぷを利用している子どもたちは、毎回必ず取り組んでいます。発達にデコボコのあるお子さまにとって、自分の思い通りに体を動かすことを学んだり、バランス感覚を養ったりできるボルダリングは、最適な運動のひとつ。感覚統合(※)におすすめなのだそうです。








昨年度は、ボルダリングのコースを子どもたちのレベルに合わせて決め、チェックリストを使いながら、基本となる体の使い方をしっかり覚えていきました。


今年度は、子どもたち自身がコースを考えながらボルダリングを上る(移動する)ことにもチャレンジしています。目標に向かって、どのホールドをどう使えばよいのか考えながら体を動かすことは、集中力や判断力、想像力を培うとも言われています。


とはいえ、子どもたちには、効果があるかどうかなんてことは、当然二の次。「運動は、何からやる?」と聞くスタッフの声に、「ボルダリング!!」と元気な子どもたちの返事が聞こえています。


ふらっぷでは、単なる遊び道具としてだけでなく、子どもたちの能力と可能性を伸ばす道具として、大活躍しているボルダリングです。


※ 感覚統合とは、身体が感じる7つの感覚<五感(触覚、視覚、聴覚、味覚、嗅覚)、前庭覚(バランス感覚,平衡感覚)、固有覚(筋肉,関節の感覚)>を、脳できちんと整理すること。


▼感覚統合は、「療育の6つの柱」のひとつです。



担当:M


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