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ふらっぷ高陽

【感動】自分を褒めることができた、Aくんの成長

コロナ禍の現在、三密を避けるために、ふらっぷの施設内での療育は、オンライン(ZOOM)を用いて行っています

この記事では、施設内オンラインのエピソードをお伝えします。


●「最近の自分をほめるとしたらどんなところ?」、「え~…あ~あるよ!」

ふらっぷには、「ふらトーーーーク」というプログラムがあります。

テーマを設定し、自分の意見や気持ちを理由も含め、他者に分かりやすく伝える練習の機会としています。また、他者の話を聞く練習にもなっています。



ある日の「ふらトーーーーク」でのエピソードです。

スタッフが、子どもたちに問いかけました。

「みんな、最近の自分をほめるとしたらどんなことがある?小さなことでもいいんだよ。」




この質問をするとき、スタッフも少しドキドキしていました。自分の良い所に目を向けることが苦手なお子さんが多いからです。

しかし、いつも色んなことにチャレンジし、頑張っている姿を振り返る時間にしたく、あえて「パス」はなし、全員に発表してもらいました。


画面越しに見ても分かる「こうゆう質問ほんと苦手!」という顔をしているAくん。

彼は、頑張り屋さんです。ステキなところもたくさんあるお子さんです。しかし、自分をほめるどころか、足りない部分ばかりに目が行き、自信が持てないお子さんでもあります。


「じゃあ、次は、Aくん!どうかな~?」と聞くと、「え~…あ~あるよ!」と、話し始めたのです!

「最近、朝、ゴミ出ししとるよ。部屋の掃除もしよるよ。筋トレもたまにしとる!」

すこし躊躇した様子でしたが、語りだしたのです。涙が出そうなくらい嬉しかったです。


ふらっぷに通うようになった当初は、ネガティブで、「自分はダメだ」オーラをまとっていたAくん。今は、自分の良いことろに目を向け、それをグループの前で発表することができるようになったのです。


彼が発表できたのは、他の友達が恥ずかしながらも、自分の良い所を発表する姿がモデルになったり、「パスなし!」という状況を受け入れたりと、いろんな要因があると思います。

それに加え、療育や保護者の関わりで積み重ねてきた、“PBIS”の成果、彼自身の「成長したい」という思いの成果だと感じました。

また、オンラインだからこその、近すぎず、遠すぎない距離感もよかったのかもしれません。

ステキな療育のエピソードでした。


担当:T

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