【大活躍! ルールを守って遊べる学べるスマートボール】
この写真、なんだかわかりますか? なんとふらっぷ特製、手作りの「スマートボールマシン」! 世界にたった一台のスマートボールの台を使って、子どもたちは、ゲームを楽しんでいます。
小学生から高校生までいる療育の時間帯。大きい子は小さい子に配慮しながら順番を守って、ゲームにチャレンジ。得点を狙うには、ゴムに引っ掛けた棒をひっぱるときに、ひっぱる腕の力加減が必要です。手指の感覚に意識を集中し、棒をパッと離します。ボールが得点の枠に入るか、打った本人も友だちもみんながジッと目で追いかけます。点数の枠に入ったら、「すごい!」「やったね!」と友だちやスタッフから歓声。入らなければ「あー、オシイ!」「残念!」とこれまた歓声。チャレンジャーは、もし得点できなくても、怒らない、くさらない。そんなルールを守ることで、楽しい時間を続けられることも覚えます。
最後に、ボールが入った点数を計算しホワイトボードに記入。自分が負けて悔しくても、勝った子に「おめでとう!」と素直に祝福してあげれば、おしまいまでみんなが気持ちよく遊べることも学びます。友だちと一緒に遊ぶ楽しさを味わうことで、人とつながる心地よさを知り、社会性が育まれます。
【ふらっぷ高陽】では、スマートボールに限らず、グループでいろいろなゲームを療育に取り入れています。ゲームの時間を楽しく過ごすためには、ゲーム自体を楽しむための身体の感覚や、得点の計算など知的な面、感情のコントロールなどたくさんの要素が必要となります。発達に心配のあるお子さんにとっては、これらのひとつひとつに難しい面がありますが、ゲームを通して楽しみながら日々成長しています。
ふらっぷらしい手作り感たっぷりのスマートボールは、子どもたちから大人気のゲーム。これからも大いに活躍しそうです。