【ラベンダーで気持ち穏やかに。ハーブで療育(1)】
ハーブの中には、気持ちを穏やかにしたり、気分をリフレッシュしたりする効果のある香りを持つものがあります。最近、植物の香りに興味津々のお友だちといっしょに、ラベンダーサシェを作ることにしました。
ラベンダーサシェは、乾燥させたラベンダーの花を小さな袋に入れて、持ち歩けるようにしたもの。ほかのお友だちも一緒に作ります。ビンに入ったラベンダーを指先でつまんで、小さな袋に入れていきます。集中力や器用さが必要な作業ですが、ラベンダーの香りの効果か、ラベンダーの小さな花がうまくつまめなかったり、少しこぼれたりしてもイライラすることなく、落ち着いて一生懸命作っていました。
「ポケットに入れておいて、イライラくんが来たときに、香りをかいでみるといいよ」「眠れないときに、枕の横に置いておくといいよ」と使い方も教わりました。そして、「イライラくんをやっつける方法、ほかにもあったよね」とこれまでに教わったほかの方法も復習。 でき上がると子どもたちの口から「教えてくれてありがとう」「ラベンダーに感謝」という言葉が自然と出てきて、スタッフも思わず笑顔いっぱいに。
感情のコントロールが苦手なタイプのお子さまにとって、「香り」は気持ちを切り替えるアイテムのひとつ。特にハーブの自然な香りは、ふんわりやさしく働きかけてくれます。今回は、気持ちを穏やかに沈めてくれるラベンダーを使いましたが、ミントやローズマリーなど気持ちをリフレッシュしてくれるハーブもおすすめ。お子さまの好みや状況に合わせて使ってみるのもいいですね。
ハーブの香りは、お子さまだけでなく保護者の方の気分転換にもおすすめです。ふらっぷの庭にも何種類か植えているので、気になる方はお気軽にスタッフに声をかけてくださいね。